熱間圧延鋼板|表面を科学する【株式会社ケミコート】

熱間圧延鋼板

熱間圧延鋼板とは、金属材料を溶製した原料鋳塊を、高温で圧延した鋼板のことで、板厚は1.2~14mm程度です。加工硬化が起こりにくいため、柔らかい鋼です。主に曲げ、絞り、深絞り材として使用されます。熱間圧延鋼板の表面には、酸化膜に覆われているため、プレス加工用ではこの酸化膜を酸洗により除去して用いることがほとんどです。寸法検討の際は、この酸化膜を考慮する必要があります。プレス成形性、表面平滑性では冷間圧延鋼板よりも劣りますが、価格がその分安くなります。

強度や加工性により、数種類の熱間圧延鋼板が存在し、冷間圧延鋼板で対応していない板厚のものがあります。外観があまりきれいではないため、自動車、建築、ガードレールなど、あまり外観が重要視されない様々な所に使われています。需要が高いのは、厚みがあるものになります。

炭素量に規定はありませんが、ほとんどが0.15%以下と炭素量が少ないのが特徴になります。

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