凝結|表面を科学する【株式会社ケミコート】

凝結

凝結とは、蒸気の一部分が気体から液体へと変化する現象のことを言います。このほかにコロイド粒子が凝析している現象のことを指す場合もあります。

排水処理の分野では、この凝結を利用して水に含まれている汚染物質を取り除いています。この性質を利用した薬剤として凝結剤があり、排水処理の際に利用されています。有機凝結剤と呼ばれる薬剤は、分子量の比較的小さな高分子でカチオン性で、処理をする水分のコロイド粒子を、小さなフロックにする際に大きな効果を示します。処理する水の中で電気的に反発をして漂っているコロイド粒子を凝結剤のカチオン性で電気的に中和して反発力を奪い小さな集合体を作ります。これによって排水処理における汚染物質の分離処理を効率的に行うことができます。必要に応じて、他種の薬剤と組み合わせて、小さな集合体をさらに大きくすることで汚染物質の分離効率を上げる場合があります。

お問合せ、

ご相談はこちらへ

お問合せはこちらへ