表面処理の基礎知識|表面を科学する【株式会社ケミコート】

表面処理の管理

薬品の管理

処理物の材質、表面状態、塗装規格等により、処理薬品を選定します。

選定した薬品の管理は濃度、温度、時間の3項目で行います。

この3項目の管理を的確に行うことにより、薬品建浴時の表面処理状態保たれ、塗装外観、および塗膜性能は良好に維持できます。

水洗管理

薬品処理後の水洗も重要な工程です。

使用薬品が他種類の場合、pH領域の異なる場合が多く(脱脂剤=アルカリ性、皮膜化成剤=酸性)、薬品処理後の水洗が不十分で、次の薬品処理工程に持ち込まれた場合、成分バランスが崩れて表面処理不具合となる場合があります。

また、最終水洗が汚染された場合、表面処理状態は良好でも塗装後に密着不具合やブリスターを発生する場合があります。

設備管理

スプレーラインでは、上記2点の管理以外に設備管理も重要です。

上記2点の管理が的確に行われていても、ノズルが詰まりスプレーされない場合、脱脂不具合、化成不具合、水洗不具合等が発生し、塗装外観、塗膜性能に不具合が発生します。

ディップ(浸漬)ラインでも、処理槽内の攪拌がされている場合、攪拌装置が正常に動作しているかどうか等管理が必要です。

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