腐食|表面を科学する【株式会社ケミコート】

腐食

腐食(ふしょく、腐蝕とも表記されます。英: corrosion)とは、金属が隣接している他の金属類や気体などと化学反応を起こして溶けたりサビが発生したりすることで、見た目の変化や本来の機能が損なわれることを言います。また、一般的に認知されている様な金属の表面上にサビが発生している状態だけではなく、金属の厚さが減ったりすることも腐食と呼びます。

このように金属が腐食するのは、酸化還元反応によって表面の金属のイオン化が進んで行くことが原因とされています。こうして生まれたイオンは、酸素に触れることにより酸化物や水酸化物として表面に積み重なります。このようにイオンが酸化物になっていく中で結晶構造や物の性質が変化すると、形状や強度が損なわれてサビになります。

また、金属は生成したばかりの時、エネルギー的に不安定になっていて、この不安定な金属が大気中の酸素分子と反応し、酸化物のバリア層を形成しているので、金属の表面は薄い酸化物で覆われています。そのため、金属の防腐食性は、この表面のバリア層によって変わってきます。

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