ジグ|表面を科学する【株式会社ケミコート】

ジグ

ジグとは一般的に、加工や組み立て作業を行うとき、加工品や工具の作業位置の指示、または誘導する目的で使われる器具の事を言います。

金属加工では、工作物の固定をしながら切削工具類の制御、誘導を担う装置のことを指します。金属の機械加工の他、溶接などでも用いられている器具です。ジグを使用すれば、加工対象が固定されて作業しやすくなる他にも、作業する度に加工場所に印をする手間が省け、また毎回同じ場所を加工できるようになるため、大幅な作業能率上昇が期待できます。大量生産品を製作する際に、なくてはならない物とされています。

金属加工以外でも、メッキ加工を行う際の加工対象を薬液に漬けるための器具や、金属を熱処理するとき焼きムラを予防するための器具など、様々な業種で専用の使い方がされています。ただ、金属加工におけるジグと言えば、多くが固定・誘導を目的とした器具の事を指します。

ジグを治具と表記する場合もありますが、当て字です。ジグの語源は、英語のjig(工具の位置合わせや誘導機構)に由来しています。

お問合せ、

ご相談はこちらへ

お問合せはこちらへ