耐塩水噴霧性|表面を科学する【株式会社ケミコート】

耐塩水噴霧性

耐塩水噴霧性とは、金属素材またはめっきや塗装を施した部品や製品の耐食性を、塩水噴霧試験によって評価したものです。塩水噴霧試験とは、金属などの大気腐食を対象にした腐食試験法の一つで、規定濃度の塩化ナトリウム水溶液を霧状にして吹き込んだ装置内に試験片を入れて金属材料、被覆金属材料、塗装金属材料などの耐食性を評価する試験と定義されています。通常の使用環境では、耐食性の評価をするのに長い試験時間が必要になります。試験時間を短くするための促進試験の一つとして塩水噴霧試験があります。実際の使用環境では様々な腐食要因が関係するため、耐塩水噴霧性を実際の使用環境に対する直接の指標とすることは出来ません。

塩水噴霧試験の種類として「中性塩水噴霧試験(NSS)、酢酸塩水噴霧試験(AASS)、キャス試験(CASS)の3種類の方法があります。塩溶液の酸性化や温度条件などの違いにより必要となる装置、試薬、手法なども異なり評価方法も厳しく条件づけられています。

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