耐カッピング性|表面を科学する【株式会社ケミコート】

耐カッピング性

耐カッピング性とは、金属表面処理を行ったときの塗膜が、部分的な変形を受けたときに割れたりはがれたりしていないかと言うことを確認するための指標となります。

この耐カッピング性に関しては所定の試験器具で確認を行いますが、押し込み量を一定の速度で加えていくと言うことが大切です。したがって多くのところで自動押し込み機の使用が推奨されています。

塗膜への傷やはがれに至る過程を観察するには、塗膜の性質をしっかりと把握しておかなければいけません。したがって目で見るだけではなくデジタルカメラを導入して記録に残しておくことができるような装置が多くなっています。また精度を向上させるために、塗装の色によって最適な照明色を選ぶことができるようになっています。耐カッピング性をしっかりと把握することで、塗膜を引き延ばしたり打ったりはぎ取ったりする動作に対する抵抗力を理解することにつながります。金属表面処理では耐カッピング性の把握は非常に大切な場合があります。

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