溶解|表面を科学する【株式会社ケミコート】

金属表面処理のことならおまかせください|表面を科学する【株式会社ケミコート】

溶解

 金属の溶解とは、腐食とも呼ばれ金属が劣化した状態のことです。化学的、或いは電気化学的に侵食される場合と、材質的に劣化する場合があり金属を取り囲む環境の変化によって起こります。

 陽イオンが規則的に並び、その間に自由に動ける電子があるという金属結合の構造を持つ金属ですが、表面にある電子が幾つか奪われてその部分にある陽イオンが結合していられずに離れてしまうという現象が金属の表面で起きています。

 例えば鉄が水中で溶解する場合には、体心立法の結晶格子を形作り三次元的に整然と並ぶ鉄原子の表面部分が、水と接することで鉄イオンとなって水中に移行します。この時この鉄イオンの遊離した電子を受け取る必要なため、水中の酸素(溶存酸素)が2個のイオンを生成します。その2個のイオンと遊離した電子が結合して最初は水酸化鉄を形成します。さらに水酸化鉄から水分が取れて水和酸化鉄(赤さび)となります。

 金属はこのように溶解する時に酸化反応と還元反応が一緒に起こります。