塗膜剥離剤|表面を科学する【株式会社ケミコート】

金属表面処理のことならおまかせください|表面を科学する【株式会社ケミコート】

塗膜剥離剤

剥離剤商品例

メチクロ型 No.224ZM, No.220A, No.226等
非メチクロ型 No.295, No.288, No.221HK等

表面処理における剥離とは?

剥離とは、金属やガラス、プラスチックなどの表面に付着している樹脂や塗装、メッキ皮膜を剥がす表面処理のことを言います。
その手段はさまざまあり、大きく分けると、もっとも簡素な手作業ではがす方法、機械や専用装置を使う方法、剥離剤と呼ばれる薬品を用いる方法の3種類があります。
剥離剤を用いる方法では、対象を剥離剤に浸して塗膜が剥がれ落ちるのを待つ浸漬処理が主流を占めます。剥離剤での処理は、手作業での処理に比べると労力を大幅に軽減できます。また機械を用いた場合に比べ、対象物への損傷が少ないという効果が期待できるので、処理が終わった後再び塗布が可能になり、材料費コストの削減に繋げられます。さらに強力に塗布されている塗膜や樹脂の場合でも、綺麗に剥がすことが出来るため、ムラを作らずに均一なその後の表面処理が可能になるといった利点があります。
剥離剤が機能する流れとしては、塗膜表面に広がった薬品が塗膜内部へ浸透していき、最終的に塗膜と素地の部分を破壊することにより剥離が起こります。塗膜表面に傷を付けておくと、浸透が早くなることもあります。
塗膜・薬品の種類や、浸漬時間等の条件が異なることで剥離タイプも変わり、塗膜が柔らかくなって剥がれ落ちるタイプと、溶けるように剥がれていくタイプに分けられます。使用される薬品は、酸性からアルカリ性まで種類が広く特性も異なるので、使用方法、処理方法を十分に調べてから使う必要があります。薬品によっては法規制対象品もあるので、的確な扱いが求められています。

剥離剤の利点

物体の塗装や、皮膜、樹脂などを剥がす際、機械や道具を使って剥離することも可能ですが、手間と時間がかかったり、均一に剥離できずムラが出来てしまったり、機械や道具による傷が付いてしまったりします。剥離剤の利点は、ムラが出来たり、傷が付いたり、光沢を失ったりすることなく簡単に剥離できることにあります。紫外線で硬化した樹脂など、通常剥離が困難な塗装でも剥離は容易になります。再度塗装することができるため部材の再利用が可能であることも利点の1つです。
剥離剤には様々な種類があり、対象物の形状、塗装の種類、作業環境などによって使い分けることでより大きな利点を得ることができます。
例えば、剥離する面積が大きい場合は、刷毛で塗布するものが手軽で良いですが、細かい装飾などがあり、面積が小さい場合に刷毛で塗ると細かい作業が必要となり時間を要してしまうので、溶剤に浸すものが容易でしょう。一部だけ剥離したい場合はスプレーで散布すると手軽に剥離できます。超音波や加熱処理を併用することで処理速度を向上させることができるケースもあります。
剥離剤は、化学反応などを利用して剥離するので、剥がしたい塗装の種類に合ったものを選ばないと綺麗に剥離できません。例えば、樹脂用の剥離剤は樹脂以外の塗装に対しては、効果が薄れてしまいます。また、対象物にも影響を与える場合があるので、必ず鉄鋼用、非鉄金属用、などの必ず使用用途に合わせた剥離剤であることを確認して下さい。

ケミコートの剥離剤は、塗装工場の塗装治具や塗装された製品の塗膜剥離で数多くご利用頂いています。また、プラント事業の一環として塗装治具の自動剥離装置の導入実績もございます。