親水性|表面を科学する【株式会社ケミコート】

親水性

親水性とは水とのなじみやすさのことで、水滴の接触角の大きさで表すことができます。液体は一般に物体の表面に滴下すると自らの表面張力で丸くなろうとしますが、物体の表面状態によって丸くなる程度が異なります。その時の接触角が小さいことを親水性といい、接触角の測定は平面試片上に滴下した水滴から測定可能です。なお、接触角が大きいことは撥水性と呼ばれます

また、親水性とは水によく濡れることで、対象物がガラスの場合に一般に要求され、水滴が付きにくく、くもり防止にも有効です。油分などの汚れが付着しにくく、その汚れも水流によって洗浄される効果なども得られます。

金属表面に親水性を求める場合には、エッチングや紫外線照射、ブラストやプラズマなどの処理が一般的にはおこなわれ、車のミラーや建物の外壁の場合にはコーティングも適用されています。

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