有機溶剤|表面を科学する【株式会社ケミコート】

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有機溶剤

 溶剤は、溶媒ともいい、他の物質を溶かす物質の呼称です。その中でもアルコール、アセトン、ヘキサンのような有機物に対して多く用いられ、これらは有機溶剤(有機溶媒)と呼ばれます。

 有機溶剤は、沸点や蒸発速度、極性といった性質や有機溶剤の構造、用途により分類することが可能です。沸点で分類した場合、低沸点溶剤(沸点100℃以下)、中沸点溶剤(沸点100~150℃)、高沸点溶剤(沸点150~200℃)と分類でき、構造で分類した場合、脂肪族炭化水素類、芳香族炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、アルコール類、ケトン類、エステル類、エーテル類、アルコールエステル類、ケトンアルコール類、エーテルアルコール類、ケトンエーテル類、ケトンエステル類、エステルエーテルのようになります。

 多くの有機溶剤は可燃性か引火性であり、その性質は揮発性と関連しています。塩化メチレンやクロロホルムは例外的に難燃性です。空気と溶媒蒸気の混合物は爆発することがあります。溶媒蒸気は空気よりも重く、床に沈んで広範囲に薄まらずに広がります。空のドラム缶や溶媒缶の中にも溶媒蒸気は存在します。

 ジエチルエーテルやテトラヒドロフラン (THF) などエーテル類は酸素と光に曝しておくと、爆発性の高い過酸化物を形成します(自動酸化)。これらの過酸化物は蒸留時に高沸点留分に濃縮されることが多いです。エーテル類は暗所で BHT のような安定化剤を加えたりして保存します。

 塗装時によく使われるシンナーは複数の有機溶剤の混合溶剤です。