COD|表面を科学する【株式会社ケミコート】

COD

 CODとは、Chemical Oxygen Demand=化学的酸素要求量の略です。他に、BOD(Biochemical Oxygen Demand=生物化学的酸素要求量)やTOC(Total Organic Carbon=全有機炭素)といったものがあります。これらは、水に含まれている有機物を分解するのに必要とされる酸素量(COD、BOD)や水に含まれている有機物中の炭素原子量(TOC)を表した数値で、いずれも有機物による水の汚れ具合の指標となります。CODやBODが高い場合、水に含まれる有機物が分解される際に水中の酸素が消費されるため、溶存酸素(Dissolved Oxygen=DO)が低下することによる水生生物への悪影響が発生する可能性が高くなります。

 国の定めた一律排水基準の生活環境項目にはCODの規制基準が規定されています。規制値は、160mg/L(日間120mg/L)となっています。この規制値を超える排水の場合、規制値以下になるように排水処理をする必要があります。物理化学的処理方法や生物学的処理方法など排水の清浄や設備に合わせた処理方法を選定する必要があります。

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