湿式塗装ブース|表面を科学する【株式会社ケミコート】

湿式塗装ブース

吹きつけ塗装をする場合、被塗物に付着しない塗料=オーバースプレー塗料が屋外に飛散しないよう対策をする必要があります。そのため、塗装ブースといわれるものが塗装現場には設置されています。その塗装ブースの一つとして湿式塗装ブースがあります。

この湿式塗装ブースの最大の特徴は、オーバースプレー塗料が混ざった排気を水の中を通すなどして混合することで、オーバースプレー塗料を水の中に捕集します。

対して、オーバースプレー塗料を含んだ排気をフィルターなどを通して捕集する塗装ブースはドライブースと呼ばれます。ドライブースの場合、使用を続けるとフィルターにオーバースプレー塗料が付着していき排気能力が低下していくため、定期的なフィルター交換が必要になります。湿式塗装ブースの場合もオーバースプレー塗料を水中に捕集していくと設備などに悪影響が発生します。その場合は、水の入れ替えや設備の清掃・メンテナンスが必要になります。水中に捕集されたオーバースプレー塗料に作用して分離・回収しやすくするための処理薬剤があります。このような薬剤を使用することで、湿式塗装ブースで使用される水の入れ替え頻度を下げたり、設備メンテナンスの頻度を下げることが可能となります。

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