遊離酸度|表面を科学する【株式会社ケミコート】

遊離酸度

遊離酸度とは金属の表面処理などで酸性薬剤の濃度管理で指標となるものです。

遊離酸度は、所定の測定方法で測定を行います。多くの場合、特定のpH域で変色が起こる指示薬を使用して、pH3.8が終点となるよう中和滴定を行って測定します。

遊離酸は、酸性液体において塩を形成していない酸成分のことです。金属の表面処理用酸性薬剤においては、この遊離酸成分が金属をエッチング・溶解する働きをします。そのため、金属の表面処理において酸性薬剤を管理する際には全酸度と遊離酸度、両方の滴定をしなくてはならない薬剤もあります。酸洗処理では、金属成分を溶解する必要があるため、遊離酸度に注目をして薬剤濃度の管理・補給をしていくようにします。

お問合せ、

ご相談はこちらへ

お問合せはこちらへ