クロメート皮膜|表面を科学する【株式会社ケミコート】

クロメート皮膜

クロメート皮膜とは、アルミニウムや亜鉛、マグネシウムなどの金属表面とクロメート処理液の反応により生成する保護皮膜のことで、化成皮膜の一種です。化成皮膜には様々なものがありますが、その中で信頼性が最も高いとされています。耐食性を付加したり、塗装の密着性の向上を目的として用いられます。

クロメート皮膜は、主に金属部品や工具に用いられます。

プラスチックにクロメート皮膜を作ることもあり、極性基ができて塗装や接着剤になじみやすくなる効果が生まれます。

クロメート処理をすると表面に酸化皮膜ができ、ゲル状になっている皮膜を乾燥させると耐食性、自己修復性を備えたクロメート皮膜に変わります。柔らかく薄い皮膜なので、傷などから保護する効果はありません。

ねじ類などに多く使われ、クロメート処理の仕方で皮膜の組成が変わり、そのため耐食性にも違いが出ます。また、色調にも変化が見られます。

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