静電粉体塗装|表面を科学する【株式会社ケミコート】

静電粉体塗装

水や有機溶剤などの溶媒を使用しない粉末状の粉体塗料を使用して行われている工業塗装法を粉体塗装と呼び、静電粉体塗装法と流動浸漬法の2つの塗装方法があります。

静電粉体塗装法は、塗料をスプレーガンを使って帯電させて、静電気を使って粉体塗料が被塗物の表面に付着しやすくして塗布する方法で、塗布した後に、焼付け乾燥炉で加熱をすることにより、塗膜を形成させる塗装方法です。

流動浸漬法では膜厚の管理を行うのは困難であるのに対し、静電粉体塗装法では塗膜を50ミクロン程度の薄膜で容易に管理する事が出来て高品質であり、有機溶剤を使わず環境にもやさしい塗装なので、近年のパウダーコーティングの主流は静電粉体塗装法となっています。

静電粉体塗装法で使用されている熱硬化性塗料は、架橋といわれる化学変化を熱を加える事で起こし、特性が変化する塗料で、各種の性能を架橋反応により付加させる事が出来ます。塗料を用途に応じて選択する事が出来て、使用されるベース樹脂は、内装用としてハイブリッド樹脂、エポキシ樹脂あり、外装用としてアクリル樹脂、ポリエステル樹脂が一般的です。

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