透視度|表面を科学する【株式会社ケミコート】

透視度

透視度とは、水の透明の程度、濁りの度合いを表す指標となるものです。河川や湖沼の水、排水の濁り度合いから水質汚染を調査する目的などで利用されます。金属の表面処理を行う工業では、排水が自然環境に影響がないかを調査するための項目の一つとなります。工場や事業場の排水は、河川など公共水域に放流または下水道に放流していて、排出の水質汚濁防止法と下水道法で排出可能な排水の水質が規制されているからです。

透視度の試験方法は、JISに規定があります。JIS K 0102に規定されていて、透視度計という測定用の器具についても規定されています。調査方法は、対象の水を透明な管に一杯に入れて上部から透視しながら試料水を抜いていき、標識板の十字が二重線になっていることが確認できたら水の流れを止め、試料水層の高さを読みます。

主に単純な濁度の調査に向いていますが、比較的透明さの低い試料に対して有効です。濁りが非常に少ない水に対しては、透明度の試験によって調査を行うことが可能です。

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