高分子凝集剤に関するまとめ|表面を科学する【株式会社ケミコート】

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高分子凝集剤に関するまとめ

「高分子凝集剤」と言われてピンと来る人は少ないでしょう。高分子凝集剤とは簡単に説明すると排水処理薬品のことです。さて、この高分子凝集剤をどのように使うのかをご説明させて頂きます!

水処理の方法

高分子凝集剤を使って、水を処理するとはどういうことなのでしょうか?排水や汚れた水には、さまざまな物質が混在しています。化学物質だったり、泥だったり、細かなゴミだったりと、この混在した状態の汚れの元となる物質を、水から引き離し、分離させることは簡単なことではありません。当然、この汚れた水は放っておいてもなかなかキレイにはならず、汚れた水は、長い間汚れたままの状態が続きます。しかし、この汚れた水を薬品などを使って、キレイにすることができるのです。その水をキレイする方法が『水処理』なのです。
水処理技術にもさまざまなものがあり、大きく分けて物理化学的水処理、生物学的水処理があります。高分子凝集剤を使用する水処理は、物理化学的水処理に分類されます。

凝集とは

さまざまな物質が入り混じった汚れた水をキレイにする物理化学的水処理の方法の一つに『 凝集沈殿 』があります。水の中の汚れ成分を集めて大きくすることを言うのですが、この方法が水処理の基本であり、汚れた水を凝集沈殿処理する方法が一般的に広く用いられています。
この処理方法は凝結作用、凝集作用の2段階からなっており、水の中にある電荷を帯びた粒子の電荷を中和することで、電荷によって反発し合っていた粒子同士が小さな集合体を作る凝結作用を起こします。
水の中に混在していたバラバラだった粒子が集合し、小さな塊となるのですが、さらにこの凝結した粒子の集合体がさらに大きくなることで、水の中に混在していた粒子たちが、どんどんと水の底に沈殿していくようになります。
これを凝集作用と言います。この作用のおかげでキレイな水が上の部分に見られるようになり、水の中に混在していた粒子を水の底に沈殿されることによって、キレイな水と汚い物質を分けること、『 水処理 』ができるのです。
つまり凝集沈殿とは、汚れた水の中に分散していた粒子を集めて大きな塊にして、水の底に沈殿させることを言うのです。

高分子凝集剤について

「 高分子凝集剤 」とは汚れた水の中に混在する物質を凝集させて水と分離させる凝集沈殿に使用される薬剤のことです。
凝集沈殿処理に使われるものを凝集剤と呼ぶのですが、その中でもPAC、硫酸バンド、ポリ鉄などの無機系凝集剤とは別にポリアクリルアミド系の有機系凝集剤のことを高分子凝集剤と呼んでいます。
この高分子凝集剤の特徴は、分子量が大きく、絡めとる力が強いため、無機系凝集剤と比べると凝集した塊が大きく、沈殿速度が速いという特徴があるのです。
高分子凝集剤は、自然に作られる有機物よりも、かなり分子量が大きいのですが、これは石油などを主原料としてはじめから凝集剤に使うために生産された有機化学製品だからこそ、無機系凝集剤よりも高い凝集効果があるのです。